株式会社 落酒造場

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蔵元紹介とこだわり

蔵元紹介

明治26年(1893年)岡山県真庭市下呰部(旧上房郡北房町下呰部)に良質の美味しい水を求め、初代 落 眞太郎が酒造業を創業、ここ北房は古くから備中の国と美作の国を結ぶ往来の中継地(三重県伊勢亀山藩 飛地領)として栄えたところでもあります。
また、蔵周辺は鐘乳穴(北房)を始め井倉洞、満奇洞(新見市)といった鍾乳洞が複数あり、蔵裏の備中川(旭川支流)では、5月下旬から6月の間、ホタル(源氏、平家、姫ホタル)の乱舞を鑑賞していただけるなど自然に囲まれております。

蔵のこだわり



蔵のこだわりは、岡山産のお米を使うことと、呰部(あざえ)の水を使うこと。主に多くの一般米のルーツである岡山県の代表米「朝日」にこだわり、ミネラル豊富な備中川の伏流水(中硬水)で力強く、キレのある酒質に仕上げるよう毎回心がけております。




「ひと手間を惜しまない」
先代杜氏からの酒造りを継ぎ、酒質向上に励んでおります。


品質へのこだわり


出来たお酒はまだ生きています。
お客様の口に入るまで微生物や様々な成分が瓶の中で変化しています。ですから蔵の中では、純米酒以上のお酒には徹底した温度管理を行っております。酒質によって違った温度管理をすることは、とても大切なことです。



また、日本酒にとって最も良くないものは光です。
蛍光灯の光でも直に当たると1時間で酒質は変化します。
そして次に良くないのは極度の温度変化です。高温ではお酒の老化速度が急激に上昇してしまいます。かといって、マイナスの温度まで下げてどのお酒も管理すれば良いという訳でもありません。逆に熟成が進まず飲み頃がいつまでたっても訪れないということになるのです。
ですから、出来たお酒の酒質、状態に合わせた貯蔵管理(蔵内タンク貯蔵、マイナス5℃、±0℃、+3℃、+5℃)を徹底しております。



お酒は微生物の力なくしてこの世に存在し得ません。
お酒造りで人間の役割はあくまで微生物をサポートすることにつきます。いかにお酒に寄り添えるかでお酒の味わいも大きく変わってきます。

お客様の「美味しい」の一言が聞きたくて…
人間(わたし)に出来ることは、毎年の酒造りで蓄積したデータと五感を働かせて酒質を決断し、その日本酒の良さをお客様に提案すること。
この感動を一人でも多くの人に伝えられるよう日々精進を重ねて行きたいと考えております。