
悠悠二号店への道 ~序章~➀
2017.09.09
平成29年9月
お陰様で、この夏の営業も忙しくさせていただきました。
例年なら9月に入ると、客数は落ち着くのですが、今年は良い流れが継続しています。
いつもお伝えしているように、
時期により観客数にムラがある蒜山。
お客様が多い時期には、行列もでき、にぎわいます。
一見華やかに見えてますが、四年前家業を継いだ際に、実際の「数字」を見て愕然としました。
冬に収入がほとんど無いという現実。
正直家族6人を養うことは厳しいと痛感しました。
そこから、観光のお客様に依存するのでなく、地元のお客様、リピーターのお客様を増やしていくように仕掛けてきました。
お陰さまで、その効果がやっと実を結んできている気がします。
本当に「やっと」です。
ということで、テングになるのはまだまだ先。
これを一過性のブームにすることなく、
信用を積み重ねていきたいと思っております。
そして、
次の「一手」を打つことを今決めました。
【悠悠 二号店】です。
(つづく)
※Facebook上で連載してきたものをコチラでまとめていきます。

平成29年9月4日
【悠悠二号店について ②】
昨日の投稿で、「次の一手」として二号店のことを発表したところ、...
みなさまからの反響が全く無かったです。今までの言動から、
「どうせ、また冗談だろう」
という感じでしょうか。
「信用を積み重ねる」ということを申しましたが、「信用されない」という「信用」は確固としたものになっているかもしれません。
とにかく【二号店】についてしばらく書き綴っていきます。
私が転職し、家業の食堂を継いだ要因の一つに、「ひるぜん焼きそば」のポテンシャルの高さがあります。
B−1グランプリに優勝するなど既に実績がありましたが、「他では無い味」にさらなる可能性を感じていました。
ラーメンに、醤油・味噌・塩をはじめ豚骨・牛骨・鶏ガラに各地のご当地ラーメンがあるように、焼きそばにもそれ相応の展開ができるはず。
そう思い、
「みそダレ焼きそばを文化にする」
そんなイメージが当初からありました。
そこで、既に文化として確立しているラーメン業界から学ぶことからはじめたのです。
(つづく)
平成29年9月5日
【悠悠二号店について③】...
ラーメン業界から学ぶきっかけになったのは、転職前にブックオフで百円で買った本。
全国チェーンの人気店「来来亭」「博多一風堂」社長の著書です。一杯数百円のラーメンで、年商数十億〜100億円売り上げる企業の成功法則が書かれています。
飲食経験が無かった私は、
「そんなに儲かるんだ」
と素直に思いました。
そして、
「目指せ全国チェーン!」
と安易に思ってしまいました。
考えてみれば、「ココイチ」でお馴染み「CoCo壱番屋」さんは愛知県の喫茶店からスタートしています。
世界的な企業「ケンタッキーフライドチキン」さんも、カーネルさんが、ケンタッキー州のガソリンスタンドの一画でチキンを売ったのが始まりです。
「どんな有名店も、最初は一店舗からだった」
という事実は、
「当時の私」を「その気にさせる」には十分でした。
フランチャイズで全国展開していけば、
みそダレ焼きそばを文化にしていける。
「それなら、蒜山でもやれるぞ!」
そう思い込んだのが五年前。
しかし今、その考えは変化しています。
(つづく)

平成29年9月6日
【悠悠二号店について④】
転職前、フランチャイズや多店舗展開を夢見ていた私ですが、実際に店舗経営をはじめると、...
「そんな簡単なことではない」
ことを知ります。当然ですが、資金、場所、流通、雇用…等様々なことをクリアしていかねばなりません。
中でも一番の課題は「人」でした。
一店舗を経営するだけでも、人財を確保するのに苦労して来ました。
そして、その人財を育てなければなりません。
安易な多店舗化は、利益よりも「悩み」を増やすだけだと判断し、まずは自店の利益を最大化させ、地盤を固めることを目指しました。
多店舗化をためらった他の理由に、飲食店のサイクル、人々の嗜好の変化の早さがあります。
毎年たくさんの店が開店し、同じくらいの店が閉店しています。
2000年代「どこでも同じクオリティ」で最高益を出していたチェーン店も軒並み業績を下げました。
近年の「マクドナルド」「すき家」の業績悪化はご存知でしょう。
「どこでも同じクオリティ」が飽きられ、「食べログ」等の口コミサイトが登場したことで、様々な店に人が流れるようになったのです。
そして現在、スマホの登場で人の流れは益々スピード感をもって変化していくのでしょう。
同時に、人口減が進み、どんどん市場は縮小しています。
人手不足も深刻化しています。
拡大することのリスクを考えていかねばならないのです。
前回紹介した本は、10年以上前のもの。
10年前成功したことは通用しない時代に来ているのです。
…と、できない理由をいろいろ並べました。
でも本当の理由は
「めんどくさいから」。
通常営業以外の労力を使いたくない、私のぐうたらさが一番の要因なのです。
しかし、そんな怠け者の私でさえ、
今回は二号店出店を決めるに至ったのです。
(つづく)

お陰様で、この夏の営業も忙しくさせていただきました。
例年なら9月に入ると、客数は落ち着くのですが、今年は良い流れが継続しています。
いつもお伝えしているように、
時期により観客数にムラがある蒜山。
お客様が多い時期には、行列もでき、にぎわいます。
一見華やかに見えてますが、四年前家業を継いだ際に、実際の「数字」を見て愕然としました。
冬に収入がほとんど無いという現実。
正直家族6人を養うことは厳しいと痛感しました。
そこから、観光のお客様に依存するのでなく、地元のお客様、リピーターのお客様を増やしていくように仕掛けてきました。
お陰さまで、その効果がやっと実を結んできている気がします。
本当に「やっと」です。
ということで、テングになるのはまだまだ先。
これを一過性のブームにすることなく、
信用を積み重ねていきたいと思っております。
そして、
次の「一手」を打つことを今決めました。
【悠悠 二号店】です。
(つづく)
※Facebook上で連載してきたものをコチラでまとめていきます。

平成29年9月4日
【悠悠二号店について ②】
昨日の投稿で、「次の一手」として二号店のことを発表したところ、...
みなさまからの反響が全く無かったです。今までの言動から、
「どうせ、また冗談だろう」
という感じでしょうか。
「信用を積み重ねる」ということを申しましたが、「信用されない」という「信用」は確固としたものになっているかもしれません。
とにかく【二号店】についてしばらく書き綴っていきます。
私が転職し、家業の食堂を継いだ要因の一つに、「ひるぜん焼きそば」のポテンシャルの高さがあります。
B−1グランプリに優勝するなど既に実績がありましたが、「他では無い味」にさらなる可能性を感じていました。
ラーメンに、醤油・味噌・塩をはじめ豚骨・牛骨・鶏ガラに各地のご当地ラーメンがあるように、焼きそばにもそれ相応の展開ができるはず。
そう思い、
「みそダレ焼きそばを文化にする」
そんなイメージが当初からありました。
そこで、既に文化として確立しているラーメン業界から学ぶことからはじめたのです。
(つづく)
平成29年9月5日
【悠悠二号店について③】...
ラーメン業界から学ぶきっかけになったのは、転職前にブックオフで百円で買った本。
全国チェーンの人気店「来来亭」「博多一風堂」社長の著書です。一杯数百円のラーメンで、年商数十億〜100億円売り上げる企業の成功法則が書かれています。
飲食経験が無かった私は、
「そんなに儲かるんだ」
と素直に思いました。
そして、
「目指せ全国チェーン!」
と安易に思ってしまいました。
考えてみれば、「ココイチ」でお馴染み「CoCo壱番屋」さんは愛知県の喫茶店からスタートしています。
世界的な企業「ケンタッキーフライドチキン」さんも、カーネルさんが、ケンタッキー州のガソリンスタンドの一画でチキンを売ったのが始まりです。
「どんな有名店も、最初は一店舗からだった」
という事実は、
「当時の私」を「その気にさせる」には十分でした。
フランチャイズで全国展開していけば、
みそダレ焼きそばを文化にしていける。
「それなら、蒜山でもやれるぞ!」
そう思い込んだのが五年前。
しかし今、その考えは変化しています。
(つづく)

平成29年9月6日
【悠悠二号店について④】
転職前、フランチャイズや多店舗展開を夢見ていた私ですが、実際に店舗経営をはじめると、...
「そんな簡単なことではない」
ことを知ります。当然ですが、資金、場所、流通、雇用…等様々なことをクリアしていかねばなりません。
中でも一番の課題は「人」でした。
一店舗を経営するだけでも、人財を確保するのに苦労して来ました。
そして、その人財を育てなければなりません。
安易な多店舗化は、利益よりも「悩み」を増やすだけだと判断し、まずは自店の利益を最大化させ、地盤を固めることを目指しました。
多店舗化をためらった他の理由に、飲食店のサイクル、人々の嗜好の変化の早さがあります。
毎年たくさんの店が開店し、同じくらいの店が閉店しています。
2000年代「どこでも同じクオリティ」で最高益を出していたチェーン店も軒並み業績を下げました。
近年の「マクドナルド」「すき家」の業績悪化はご存知でしょう。
「どこでも同じクオリティ」が飽きられ、「食べログ」等の口コミサイトが登場したことで、様々な店に人が流れるようになったのです。
そして現在、スマホの登場で人の流れは益々スピード感をもって変化していくのでしょう。
同時に、人口減が進み、どんどん市場は縮小しています。
人手不足も深刻化しています。
拡大することのリスクを考えていかねばならないのです。
前回紹介した本は、10年以上前のもの。
10年前成功したことは通用しない時代に来ているのです。
…と、できない理由をいろいろ並べました。
でも本当の理由は
「めんどくさいから」。
通常営業以外の労力を使いたくない、私のぐうたらさが一番の要因なのです。
しかし、そんな怠け者の私でさえ、
今回は二号店出店を決めるに至ったのです。
(つづく)
