韓国出身カンさんが見た心躍る岡山のコト 第25話


真庭、実は逆でした! #2 ’医療サービスはやっぱり都会の方が優れている?’

長女を妊娠したのは、イギリスだった。
イギリスはNHSという医療システムを持っていて、
全ての医療サービスが無料であった。
もちろん妊娠と出産に関してのこともNHSの制度で、
超音波や定期検診なども無料で受けることができた。

ビザをもらって転入届を出すと、
NHSにも加入することになる。
先ずは、近くのGP(General Practitioner)というお医者さんが
私たちの担当医になる。
GPは専門医ではなく、一般医で、
病院に行くことがあったら、
先ずはGPに行って、1次診療を受ける。
その後GPの判断により、専門医に紹介状をもらって行くことになる。
村のお医者さんが家族のことをずっとみてくれて、
しかも、先進的な医療サービスを無料で受けれることは、
とても安心できる制度であった。
しかし、皮膚科など専門医が必要な場合、
1次診療を受けてからかなり長い期間を待つこともあるので、
必要な時、必要な病院に自由にいけないことは不便に感じた。

真庭への移住が決まって妻は先ずグーグルマップを見ながら、
小児科が近くにないのを気にしていた。
以前住んでいたところは歩いて3分程の距離に小児科があり、
自転車で10分距離の中に大体の病院が揃っていた。
まだ小さい子供がいるので、病院が近くにいないと不安になる。
グーグルマップで見た真庭で契約した家の近くに
内科と耳鼻科があることで、少しは安心して引っ越しすることができた。

住んでみて感じた真庭の医療サービスは、
イギリスのGP制度と日本や韓国の国民健康保険制度を上手くミックスしている気がする。
近くの内科と耳鼻科は、私の家族のGPのように感じる。
家族はいつもその病院に通っていて、
先生たちはうちの家族のことを良く分かっている。
子供達がどこが弱いか、以前どの症状でどういう薬がよくきいたのかもわかっている。
また、内科も耳鼻科のことではなくても、
健康に関して気になることは気軽に聞くことができる。
そして、他の科の専門医の診察が必要な場合は、紹介状も書いてくれる。
ここまでが、イギリスのGPと似ていることであって、
違うところは、
やっぱり早い!
いつも待ち時間が長くても15分を越えない。

以前住んでいた船橋の病院では、
基本30分以上は待たなければならなかった。
先生はいつも手に負えないくらいの患者さんたちで、
診療の時、急いているのが見えるくらいだった。
処方箋をもらって近くの薬局に行くと、
なんと待機時間3時間!
処方箋を出して、一回家に戻って、夕方薬を取りに行くのが普通だった。

ここに住んでから分かる
’実は逆でした!’

今日の話は、
’医療サービスもある面は、都会の方が遅れている。’だった。

韓国出身カンさんが見た心躍る岡山の50のコト 第26話をお楽しみに

 

ライター:姜 侖秀(カン ユンス)
韓国ソウル出身。本業は俳優だと言いながらキムチ作りや多国籍シェアハウスを運営するなど他のことばかりしている。
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