高次脳機能障がいって何?
「高次脳機能障がい」とは、病気や事故などで脳が何らかの大きなダメージ(損傷)を受けたために生じる後遺症で、脳の高度で複雑な機能の障害のことをいいます。
主な原因は、脳血管障害(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血等)頭部外傷(交通事故・転倒転落事故等による脳挫傷・びまん性軸索損傷等)感染症による脳炎・低酸素脳症・脳腫瘍等多岐にわたります。
症状は、記憶障害・注意障害・失語症・遂行機能障害・社会的行動障害・半側空間無視等、一人ひとり異なり、複数の障害を抱える方も少なくありません。
しかしながら、手足の運動機能障害と違い外見だけではわからないため、「見えない障がい」ともいわれます。
退院後に周囲から「よかったね、すっかり元気になって。」と、言われることも多く、家族は命が助かったことを喜びつつ、以前とは〝人が変わってしまったような”本人とどう向き合ったらよいのか悩む場合がほとんどです。
このようなわかりにくい障がいを少しでも地域の皆さんに知ってほしいという思いと、この障がいで今現在困っている方がたの力になることができればと、真庭市には「高次脳機能障がい」に関する3つの会が活動しています。
☆まにわシードの会
リハビリや相談支援員などの専門職が当事者のグループ訓練・ご家族の悩み相談等の支援を行っています。(令和5年10月 再開が決定 詳細はお知らせにて)
☆高次脳機能障がい家族会「おしゃべり会」
家族の皆さんの会です。愚痴や悩み事などなんでも話しましょう。
☆失語症サロン
おしゃべり会と併設しています。岡山県の失語症支援員・言語聴覚士の方と会話をしながらグループ訓練をしています。ご一緒に来られたご家族は おしゃべり会にどうぞ。
*このホームページは、「真庭市社会福祉協議会」の助成によってつくられています。