蒜山自然再生協議会
湿地が点在する蒜山
今から数十万年程前、蒜山高原は湖でした。
元々は日本海に向かって川が流れていましたが、大山の噴火による火砕流で川が堰きとめられ、現在の高原地帯に広大な湖が形成されました。
それから長い年月の浸食作用により、現在の旭川が瀬戸内海にそそぐようになったのです。
その影響で蒜山の谷間(谷津)には、湿地が広がっており、高度経済成長期以前はその周辺で稲作が行われていました。
ところが、生活の近代化に合わせた耕作地の構造改善工事や、農業の機械化・高効率化が図られたことにより、アクセスのしにくい谷津の水田は放棄されています。
そして人が訪れなくなった湿原は徐々に乾燥化や樹林化が進んでしまい、面積が減少しています。
湿原は、人間が何にも利用できない不毛な土地と思われることもありますが、実は草原と同様に、湿原にしか棲むことができない生き物はたくさんおり、それらの多くが絶滅危惧種に指定されています。
私たちは、小規模に残る湿原の面積を拡大させ、絶滅危惧種の数を増やして保全していく活動に取り組んでいます。
元々は日本海に向かって川が流れていましたが、大山の噴火による火砕流で川が堰きとめられ、現在の高原地帯に広大な湖が形成されました。
それから長い年月の浸食作用により、現在の旭川が瀬戸内海にそそぐようになったのです。
その影響で蒜山の谷間(谷津)には、湿地が広がっており、高度経済成長期以前はその周辺で稲作が行われていました。
ところが、生活の近代化に合わせた耕作地の構造改善工事や、農業の機械化・高効率化が図られたことにより、アクセスのしにくい谷津の水田は放棄されています。
そして人が訪れなくなった湿原は徐々に乾燥化や樹林化が進んでしまい、面積が減少しています。
湿原は、人間が何にも利用できない不毛な土地と思われることもありますが、実は草原と同様に、湿原にしか棲むことができない生き物はたくさんおり、それらの多くが絶滅危惧種に指定されています。
私たちは、小規模に残る湿原の面積を拡大させ、絶滅危惧種の数を増やして保全していく活動に取り組んでいます。

