蒜山自然再生協議会

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1)伝統工芸支援

日本では古くから、その土地の人々が里山から得られる独自の資源を活かして、生活に必要な様々な民具を製作していました。

現代まで紡がれて残ってきたものは伝統工芸品として各地の特産品になっています。

蒜山の場合は、代表的なものとして、シナノキの縄とヒメガマの茎を使って作られる「がま細工と、クリを木地にして漆を塗る「郷原漆器があります。

しかし、そのような自然資源を活かした産物が、里山の荒廃とともに材料の減少が進む、あるいは少子高齢化や生活様式の変化により、新しく文化を紡ぐ担い手の減少が進むなど、継承の危機にあります。

蒜山の「がま細工」や「郷原漆器」も例外ではありません。


当協議会では、がま細工の製作主体である「蒜山がま細工生産振興会」と連携し、2つの支援活動をおこなっています。

①原材料であるヒメガマやシナノキの安定的な確保の支援
まずは現状把握として、ヒメガマの生育状況の調査やシナノキの分布状況の調査を行っており、今後はそれらの資源量をどのように増やしていくかにつなげていきたいと考えています。



②担い手確保の支援
製作に関心のある移住希望者や地域住民、観光客などを対象に、「がま細工」の歴史や製作工程を知り、編む体験ができるプログラムの運営を支援しています。

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