蒜山自然再生協議会
2)自然資源の再活用による古くて新しい産業の振興
里山には、かつては利用していたものの、現代では利用されなくなった資源がたくさん眠っています。
私たちは、現代社会の価値観やライフスタイルに合わせる形でニーズを掘り起こすことができれば、自然再生を進める中で再度収穫できるようになった資源を、新たな形で商品化し、経済ベースに載せることができ、その利益を自然再生に還元できるのではないかと考えています。
蒜山では、その代表的な資源として「茅」があります。

かつての蒜山の草原では、伝統的に3つの茅の利用形態がありました。
そのうちの1つとして、茅葺屋根や冬の雪囲い(住居の防寒設備)に使う茅を収穫する「茅山(かいやま)」がありました。
住居環境が代わり茅葺屋根や雪囲いが衰退するに伴い、蒜山でも茅の利用がほとんど途絶えてしまいました。
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しかし、全国的に茅場が大幅に縮小し、茅の入手が困難になってきた近年は、寺社仏閣や古民家向けに、茅が高値で売れるようになりました。
幸いなことに、蒜山では地域の伝統行事として「山焼き」が残っています。
さらに、茅葺職人からお墨付きをもらえるほど、良好な茅が採れます。
そして、若手農家を中心としたグループとして「蒜山茅刈出荷組合」が設立され、農閑期の副業として茅を収穫して茅葺職人などに販売して利益を得ています。
協議会では、茅が採れる土地の所有者との交渉や、組合の事務などを支援しています。
私たちは、現代社会の価値観やライフスタイルに合わせる形でニーズを掘り起こすことができれば、自然再生を進める中で再度収穫できるようになった資源を、新たな形で商品化し、経済ベースに載せることができ、その利益を自然再生に還元できるのではないかと考えています。
蒜山では、その代表的な資源として「茅」があります。

かつての蒜山の草原では、伝統的に3つの茅の利用形態がありました。
そのうちの1つとして、茅葺屋根や冬の雪囲い(住居の防寒設備)に使う茅を収穫する「茅山(かいやま)」がありました。
住居環境が代わり茅葺屋根や雪囲いが衰退するに伴い、蒜山でも茅の利用がほとんど途絶えてしまいました。
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しかし、全国的に茅場が大幅に縮小し、茅の入手が困難になってきた近年は、寺社仏閣や古民家向けに、茅が高値で売れるようになりました。
幸いなことに、蒜山では地域の伝統行事として「山焼き」が残っています。
さらに、茅葺職人からお墨付きをもらえるほど、良好な茅が採れます。
そして、若手農家を中心としたグループとして「蒜山茅刈出荷組合」が設立され、農閑期の副業として茅を収穫して茅葺職人などに販売して利益を得ています。
協議会では、茅が採れる土地の所有者との交渉や、組合の事務などを支援しています。

