蒜山自然再生協議会

岡山県北部、真庭市蒜山高原にある鳩ヶ原および天谷湿原は、希少な動植物 が残る生物多様性の保全上重要な半自然草原および湿原で、
2024 年には自然共生サ イト「蒜山高原鳩ヶ原草原及び周辺湿原」として認定されました。 


https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/documents/nintei/R6first54_HatogaharaGrasslandAndSurroundingMiresInHiruzenHighland.pdf?force_isolation=true

その中の鳩ヶ原・天谷湿原において、自然再生作業を11月1~3日の3日間実施いたします。


＜ 鳩ヶ原＞
農業などの日々の暮らしの中で、草原の草資源を緑肥や屋根材として使うために、数百年前から山焼きと草刈によって維持されてきた生態系です。
2022年からは蒜山自然再生協議会が主体となり、環境保全活動として、山焼きや草刈の他、さまざまな環境保全活動を継続しています。
近年、蒜山でも生息個体の増加が進むニホンジカによる植生の食害が 懸念されており、今年度から春～秋までの防鹿柵（電気柵）の設置を始めました。
今回の作業では積雪や翌年の山焼きに備え、一旦電気柵を撤去いたします。


＜天谷湿原＞
蒜山ガイドクラブの皆様が湿原の森林化や乾燥化を防ぐための保全作業として、毎年6月頃に草刈りを行ってくださっています。

2022年には鳥取大学の学生さんにも卒論で調査をいただき、
その結果、
・湿原を暗くしているハンノキなどの樹木の伐採
・希少な植物を覆ってしますヨシなどの背丈の低い草の刈り取り
が必要ということがわかったので、毎年、自然再生作業として、そのような作業を継続しています。

また、湿原を一般の方が楽しんで観察でき、エコツアーなどで楽しんでいただけるようにするため、
・湿原の外周を周る木道の整備
・草原保全を行う鳩ヶ原との連絡歩道の整備
などを行います
また、鳩ヶ原と天谷湿原は隣接しており、エコツアーで一体的に利用できるように、両者をつなぐ連絡歩道の整備を行います。

専門知識は問いません。
高校生以上であれば、どなたでもご参加いただけます。
希少な生態系である、草原・湿原環境の保全に、
ぜひ皆様のお力をお貸しください。

詳しくはチケット欄のリンクから実施要領をご覧ください。

お申込みはGoogleフォームからお願い致します。
https://forms.gle/dU1cGiBtVaNC5NkJ6

＜自然再生士の造園系CPD、樹木医のCPD対象プログラムとして実施＞
本イベントは、一般財団法人日本緑化センター様に共催いただき、
自然再生士の造園系CPD、樹木医のCPD対象プログラムとなっております。