蒜山自然再生協議会

山焼き準備・茅刈り体験レポート③「茅刈り体験」
2024.12.25
<茅刈り体験>

午後からは茅刈り体験を行いました。
「茅」とは、イネ科やカヤツリグサ科の多年草の総称で、ススキやチガヤ、スゲなどを指します。
かつては茅葺き屋根などを中心に利用されていましたが、現代では利用されなくなってしまった”里山の資源”です。
蒜山でも同様に茅の利用がほとんど途絶えてしまいましたが、草原再生を進める中で再度収穫できるようになり、現代社会のニーズに合わせた利用方法が模索されるようになりました。
現在では若手農家を中心としたグループ「蒜山茅刈出荷組合」が設立され、農閑期の副業として、茅を収穫して、茅葺職人などに販売しているようです。
ちなみに、蒜山では山焼きをすることでススキが真っ直ぐ育つため、茅葺職人から「葺く際に使いやすく質が良い」と、お墨付きを貰える程だそうです。

さて、茅刈り体験は、山焼き草原の中心に近い場所で行われました。
まずは茅刈り職人から、実際の茅の利用方法として、茅葺き屋根の工法を説明してもらいました。
現代では住宅需要は減っているものの、寺社仏閣や、自治体が文化財に指定する古民家などで、茅葺職人の技が求められているようです。
また、GREENable HIRUZENのサイクリングセンターのように、建物の壁や天井などの内装材として使われる際は、茅の断面の美しさを活かした使い方がされているようです。
ちなみに、GREENable HIRUZENのサイクリングセンターには、蒜山産の茅が約1,350束使用されています!
続いて蒜山茅刈出荷組合の方による、茅刈りのレクチャー。
茅刈りの手順は以下のとおり。

①鎌を使って茅を刈る。鎌で足が切れないように、(右利きの場合は)左足を前にして刈る。茅の中でも地面に近い茎ほど硬くて重宝されるため、なるべく地面に近いところで刈る。

②茅に混ざっている余計な草木を取り除く

③ある程度刈れたら、茅を地面にトントンと立てて、根本を揃える(茅を利用しやすくするため)

④茅の結束器(通称「ケイコちゃん」)に茅を置く

⑤結束器がいっぱいになったら茅を束ねる

⑥再び根本を揃えて完成
デモンストレーションとして蒜山茅刈出荷組合の方4名で1束作っていましたが、慣れた方でも1束作るのには結構時間がかかる様子でした。
1人で1束作ろうと思うと、かなり大変そうです。

さて、私たちもさっそく実践してみることに!
「稲刈りのスケール大きいバージョンかな?」と思って、写真のような長い鎌を持ち、トライしてみました。
続きはコチラ
山焼き準備・茅刈り体験レポート④「茅刈り体験」

午後からは茅刈り体験を行いました。
「茅」とは、イネ科やカヤツリグサ科の多年草の総称で、ススキやチガヤ、スゲなどを指します。
かつては茅葺き屋根などを中心に利用されていましたが、現代では利用されなくなってしまった”里山の資源”です。
蒜山でも同様に茅の利用がほとんど途絶えてしまいましたが、草原再生を進める中で再度収穫できるようになり、現代社会のニーズに合わせた利用方法が模索されるようになりました。
現在では若手農家を中心としたグループ「蒜山茅刈出荷組合」が設立され、農閑期の副業として、茅を収穫して、茅葺職人などに販売しているようです。
ちなみに、蒜山では山焼きをすることでススキが真っ直ぐ育つため、茅葺職人から「葺く際に使いやすく質が良い」と、お墨付きを貰える程だそうです。

さて、茅刈り体験は、山焼き草原の中心に近い場所で行われました。
まずは茅刈り職人から、実際の茅の利用方法として、茅葺き屋根の工法を説明してもらいました。
現代では住宅需要は減っているものの、寺社仏閣や、自治体が文化財に指定する古民家などで、茅葺職人の技が求められているようです。
また、GREENable HIRUZENのサイクリングセンターのように、建物の壁や天井などの内装材として使われる際は、茅の断面の美しさを活かした使い方がされているようです。
ちなみに、GREENable HIRUZENのサイクリングセンターには、蒜山産の茅が約1,350束使用されています!
続いて蒜山茅刈出荷組合の方による、茅刈りのレクチャー。
茅刈りの手順は以下のとおり。

①鎌を使って茅を刈る。鎌で足が切れないように、(右利きの場合は)左足を前にして刈る。茅の中でも地面に近い茎ほど硬くて重宝されるため、なるべく地面に近いところで刈る。

②茅に混ざっている余計な草木を取り除く

③ある程度刈れたら、茅を地面にトントンと立てて、根本を揃える(茅を利用しやすくするため)

④茅の結束器(通称「ケイコちゃん」)に茅を置く

⑤結束器がいっぱいになったら茅を束ねる

⑥再び根本を揃えて完成
デモンストレーションとして蒜山茅刈出荷組合の方4名で1束作っていましたが、慣れた方でも1束作るのには結構時間がかかる様子でした。
1人で1束作ろうと思うと、かなり大変そうです。

さて、私たちもさっそく実践してみることに!
「稲刈りのスケール大きいバージョンかな?」と思って、写真のような長い鎌を持ち、トライしてみました。
続きはコチラ
山焼き準備・茅刈り体験レポート④「茅刈り体験」