社地域振興協議会

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社地域の概要

 社地域は、岡山県北の真庭市湯原地域にある、中山間地域です。
 名湯「湯原温泉」が近くにあり、山々に囲まれ、涼やかな水が湧き、四季折々の豊かな自然に抱かれています。日本の原風景を思わせる集落、社地域のなかには、いまだ謎の多い中世の歴史が残る神社やお堂、石造物や城跡などの遺産がいくつも点在しています。
 なかでも、社地域にある佐波良神社・形部神社(合祀)、長田神社、兎上神社、壱粟神社・大笹神社(合祀)、久刀神社、横見神社の8つの神社は「式内社」(通称:中世式内八社)であり、中世からの遺産は、地域住民の生活に溶け込んでいます。

 豊富な水源が確保でき、災害が少なく、日照条件、土壌ともに優れている社地域は、古代より農作物に恵まれ、経済的な基盤が整っていました。当時の都、京都にある仁和寺の領地だったことに加えて、人やモノの往来も盛んだったため、社地域は美作のなかでも重要な位置にあったと考えられます。
 さらに、神道の「式内八社」と共存している仏教の「大御堂」など、日本独特の文化である神仏習合の名残にも触れることができます。「式内八社」があり、豊富な農作物に恵まれた社地域は、神聖な地として数多くの神秘的な祭礼が行われてきました。現在でも、神輿の出る本祭、大きな数珠をまわす百万遍など、中世の文化を色濃く残す祭礼が行われています。

 朝廷と深い関わりがあったため、社地域は、混迷を極めた源平の内乱や、戦国時代には武士たちの対立にも巻き込まれ、激動の歴史に翻弄されてきました。戦国時代に築造されたといわれる「田井城」も激戦の渦中にありました。
 それほどの苦難を受けながらも中世の遺産、文化が多く残り、また今でも神聖な地として地域の方々が守りつづけている社地域は、日本でも他に類を見ない場所です。