真庭市地域おこし協力隊

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さと×まちフェスタに出店しました!

12月12日、岡山市表町商店街にて開かれた、中山間地域の魅力を県南の人たちに伝える「さと×まちフェスタ」に、橘高さんと共に出店してきました。
真庭産のドライフルーツがたっぷり入った3種類の「ウェルシュケーキ」と、蒜山ジャージー牛乳を使ったロイヤルミルクティー&スパイスチャイ。市内の小規模農家さんや食品加工者さんから託された特産品もPRしてまいりました。
 
ウェルシュケーキとは、英国・ウェールズ地方の素朴な焼き菓子。鉄板で焼き上げる、ちょっとスパイスが効いたスコーンとクッキーの間のような食べ物で、あたたかいミルクティーとぴったりです! 本場ではレーズンを入れるところ、真庭産の果物を使って新しい味が生まれました。
中和・山崎りんご園のドライりんご、久世・旭農園のドライ梨(梨がドライフルーツになるとは…)、そして北房・宮田さんの甘柿と、真庭の多彩な地理を映しています。
香りと歯ごたえがよいドライりんごはシナモン風味で。干し柿よりもフレッシュですっきりした甘みが魅力のドライ甘柿は、カルダモンを効かせてオリエンタルな味わいに。もっちりと濃厚なドライ梨は、あえてスパイスを入れずにプレーンで。
 
ミルクティーは、ロイヤルミルクティーとスパイスチャイの2種類をご用意。ミルクはもちろんクリーミーな蒜山ジャージー牛乳100%! チャイの方はスパイスのスペシャリスト・小柳隊員から伝授されたレシピをもとにアレンジし、本格的な1杯となりました。
 
 
旭農園の大下さんのお話では、贈答用の立派な梨を育てても、一ヶ所でも打ち身があるとまったく売り物にならず、廃棄処分になるとか。山崎さんのりんごも、小ぶりだったり皮に傷があったりするだけで、大きく値段が下がってしまいます。それらをドライフルーツに加工して美味しく食べることは、フードロス削減にもなるはず。手間ひまかけてようやく育ったものを、無駄にせず活かしきるという点では、真庭市が全国に先駆けて取り組んでいる木質バイオマス利用にも通じるものがあると感じます。
 
我々にとって初めての出店で、何度も試作を重ね、いろんな方々からアドバイスをいただき、当日も忘れ物を先輩隊員にはるばる届けてもらったりと、たくさんの人に支えられたチャレンジでした。
「ウェルシュケーキって何ですか?」「ちっちゃいお好み焼きかと思った~」など、知名度ゼロのお菓子だけに、説明をきっかけに会話が生まれます。他地域の協力隊と顔を合わせ、意見交換ができたのも、楽しい体験でした。
コロナ対策で会場内に飲食スペースがなかったこともあって、売り上げ的には目標に届きませんでしたが、ウェルシュケーキもミルクティーも、お客さんからは、もれなく「おいしい!」のお声をいただいております。今回、次回は真庭市内のどこかで、ウェルシュケーキのお披露目をできたらいいなと思っています!!

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