真庭市地域おこし協力隊

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土壁DIYワークショップを開きました

4/29・30に、中和の「ふろやしき」で、真庭なりわい塾の改修ワークショップが開かれました。

昔ながらの農家の造りで、馬屋(牛小屋)だった区画を、地域の子どもたちが放課後に遊べる場所を目指して、現在改修しています。

その一環として開催された今回のワークショップ。
倉吉より左官職人の佐冶三津弘さんを講師にお招きし、土壁DIY講座となりました。



古い土壁を解体して、土を練り直し、竹小舞(格子型の骨組み)を組んで、1面をお試しで塗るところまで行いました。

古い壁から剥がした土に、たっぷり水を浸し、近くで採取した新しい赤土と、新しい藁も足して、みんなで足で踏みふみ、しっかり練ります。

なかなかの重労働!

これを2ヶ月ほど寝かせると、藁の中に棲んでいる納豆菌や枯草菌が元気に発酵し、悪い菌を駆逐して、いい感じの粘りを出してくれるのだとか。

壁づくりで発酵のお話が聞けるとは…。



竹小舞を使った土壁塗りの技法は、千年前から基本的には変わらないそうです。

身の回りにある土と、稲藁と、竹。70年以上前の壁土や竹も、選別して大部分が再利用でき、すべての工程が手仕事で、最終的にはすべて自然に還ります。

古くて最先端、奥深い土壁の世界の一端に触れることができた2日間でした。

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