真庭市地域おこし協力隊

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【11/23】今季最後となる登山道整備イベントを実施しました

11月23日に今季最後となる登山道整備イベントを実施しました。



蒜山の三平山と朝鍋鷲ヶ山の間に位置する穴ヶ乢(あながたわ)

かつては鳥取と岡山を結ぶ往路があったようで、お地蔵様が祭られています。

鳥取側から岡山側への集落へ嫁入りの方がこの場所を通ったというお話も聞いたことがあります。



登山道整備を行ったのは、そこから少し三平山側へ移動した急斜面地です。

前回11/15には、約20名の参加者とアカマツ大木をコース上に配置しました。

この大木を基礎木として、階段状の踏み場を組んでいくことが今回の作業目標です。



今回の参加者の半数くらいがリピーターの方で、初めてご参加の方は女性の方が多い日となりました。



この作業地は、急斜面を上がりながら整備しているので、大木を運ぶことは容易ではありません。

今回は2名でも担げる程度の軽めの木材と、すこし石材を運搬してからの作業でした。



ただ木を置いているように見えるかもしれません。

実際には、置きたい場所の下に木の根があったり石があったりと様々な条件の中で施工を行います。



基本的に、木の根は切らないように施工するので、設置する木のほうを加工します。



また、杭は使わずに固定する(杭で支える構造体は非常に弱く、二次的な問題が多い)ため、土の掘り方を工夫したり、ひっかけたり、実は様々な工夫が凝らされています。



こうしたイベントで参加者の方と一緒に作業をして、一日で組める階段は概ね3~4段程度。

それでも積み重なり、今年はけっこう進んだという印象があります。

先は長いですが、やらなければそれまで。



この地域の登山道は、登山やランニングで何百人・何千人の人に使われることはあっても、それらの再生に携わる人は年間でたったの55人(今年のイベント参加者延べ人数)です。

このアンバランスな天秤の中で、声高に「自然再生をしています」「持続可能な利用」なんて言えたものではないのです。

目の前の作業は大事、だけれども保全と利用が保たれる仕組みを作らなければ、いずれは自然は失われていきます。

自然が使い捨てられてしまうような問題の根本を解決するには色々なハードルがありますが、そのための実績や仕組みを少しづつ作っている段階です。



来年度も登山道整備イベントは継続しますが、より参加しやすく、継続性が保たれる形を模索していこうと思います。

来年もぜひ皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

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