社地域振興協議会

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神集場(かんなつば)

八社祭礼で神が集まる御旅所
 
神集場 ―かんなつば―
 祭りの時、式内八社の各神が一堂に集まり、一体となる場所で、一般的にいうところの御旅所(おたびしょ)と同様な場所です。普段何もない時には閑静な場所ですが、祭りともなると一転してにぎわいます。

 毎年10月9日に開催される秋祭では、県社における神遷しの後、県社・二宮・横見それぞれの神輿が御旅所である神集場(かんなつば)を目指します。神集場に到着すると、絵馬が正面に立てかけられ、絵馬の前には椿の葉8枚にそれぞれ盛られた赤飯が供えられます。これらは、8神が揃ったことを示しており、椿の葉は神集場の左手(西側)にある椿の大木のものを使用します。いつもは板敷の神集場に、この瞬間のみゴザが敷かれ、その上で、二宮や横見神社と同じ手順で祭礼が行われます。神集場での祭礼の際には、神輿は向かって左手にある石垣製の神輿台に置かれ、四方には竹を立てて注連縄が張られます。
 また、祭礼が終わると、御神酒と餅が神官や総代・輿守たちに振る舞われます。
 大御堂のすぐ西側にあり、仏教施設と神道の施設がこれほど密着している例は珍しく、中世の神仏習合のあり方を強く残している例として大変貴重な史跡です。
 
◆椿の言い伝え
 秋祭で葉を使用する椿には言い伝えがあります。かつて、暴れた神馬がおり、諌めることができない為、仕方なく生き埋めにしようとしていました。その神馬を埋めに行く際、前後の綱を引いている人がいましたが、埋める際も馬が暴れてどうしようもなく、綱を引く2人も馬とともに生き埋めにしてしまいました。その2人を供養するために、神集場の東西にそれぞれ椿を植えたという言い伝えです。
 現在は残念ながら東側の椿はありません。言い伝えの真偽のほどはわかりませんが、はるか昔より神集場に関わる言い伝えとして語り継がれているお話です。
 

 

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