広さ約118㎡もの大きさを誇る巨岩
八畳岩 ―はちじょういわ―
高さ約6m(地面からの高さ)、周囲約37mもある巨大な花崗岩は、岩の上部に広い平面があることから、「八畳岩」と呼ばれ、かつては、製鉄の鉄穴(かんな)流しの際に露出したとされてきました。しかし、この地で製鉄が盛んだったのは江戸時代中期以降であること、周囲の水田周辺にも幾つかの巨石が残ることから、岩盤質の地形が作り上げた偶然の造形物と考えられます。
日本では古くから、巨石、奇岩なども霊場として信仰されています。この巨石も、古い時代から地域の信仰対象となっていた可能性が高そうです。
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